「お金を使うストレスを減らすこと」銭湯のロッカー料金から見えた売上げUPのひみつ。

コラム

こんにちわ。

グチや文句を言っている自分は超かっこ悪いので気をつけてはいるものの、気づけばちょこちょこ口にしてしまっているので、いっそのこと愚痴や文句を口にした瞬間におもいっきりケツバットして欲しいと思っています、えんぴつ職人 (@MusicmanOf) です。

さて。

今回は「銭湯の自動販売機は、価格設定しだいでがんがん売れるのでは?」というお話です。

ボクは、可能ならご飯にかけて食べちゃいたいくらいサウナが大好きで、週に 1 ~ 2 回、銭湯や温泉に行きます。(以下、「銭湯」でまとめます)

ほとんどの銭湯において、お風呂に入るまで、

  • 靴箱に靴を入れる
  • 受付で料金を払う
  • ロッカーに荷物を入れる

という手順を踏みますが、「靴箱」と「ロッカー」では、100円が必要な場合がおおいですよね。そしてその100円は、使用後に戻ってきます。

「どうせ返ってくるのに、なんでわざわざ100円入れる必要があるのよ?」と思い調べてみたところ、「軽い気持ちで鍵を持ち帰ることを防ぐ」というのが理由のひとつとしてあるそうです。

ここで「なるほどなぁ」で終わらせてしまうと、話ごと終わってしまうので、もうちょっとだけ話をさせてください。

勘のいい方はすでにお気づきかもしれませんが、今回の話の肝は、この「ロッカー料金」です。

 

自動販売機の飲み物は100円に設定すべきです。

オチからいうと見出しの通り、飲み物は100円に設定するともっとたくさん売れると思います。

そもそも「財布から100円を出す」という動作はめちゃくちゃ面倒です。

ボクは普段からリュックを持ち歩いていて、その中に財布を入れているので、もう財布を取り出すだけでも手間なんですね。

それが、ロッカーから荷物を取り出すときはすでに100円が取り出されている状態。

「財布から100円を出す」という手間がないので、この100円、ほとんどストレスなく使える状態にあります。

特大のビジネスチャンスです。

しかもですよ?お風呂に入って水分を失い、体は今まさに飲み物を欲しています。

「コーヒー牛乳が飲みたい…!!」という強い思いを胸に自動販売機に近づいて価格を見てみると…

「110円」

……

おいおいおいおい!いやいやいやいや!
ちょっと待てィ!!!!!!!!!!!!!!!!!

おかしいよね。
なにかがおかしいよね。
宇宙の理を無視するがごとくの暴挙だよね。

バカなの?ねぇバカ過ぎない?

ボクの右の手のひらにある100円は、もうするっといけちゃう感じだよ?

もはやまな板の上の鯉だよ?
それもただの鯉じゃないよ?

「はやくゥゥゥ!! あなた早くしてェェ‼︎ もう待ちきれないっ!! 待ちきれないわっ‼︎」的な鯉なんだよ?

にも関わらず、ここでさらに財布からもう一度一手間をかけて10円出せってか?

……

ばーか。

…となりかねませんよ。

せっかくストレスなく100円使える状態にあるんですから、自動販売機の飲み物はロッカー料金と同じ100円に設定するのが間違いなくおススメです。

もしかしたらボクの知らない自動販売機の価格設定のルールがあるかもしれないですが、自動販売機ではなくとも、自分で仕入れて売るなど、いくらでもやりようはあると思います。

このビジネスチャンスを逃すのはもったいなすぎるので、少しでも売り上げ上げたいなら絶対やった方がいいですね。

 

お金を出しやすい状態を作ってあげる

今回のことをもう少し掘り下げてビジネス目線で考えると、売り上げを上げるにはお客さんがお金を出しやすい環境を作ってあげるとよさそうです。

お客さんの財布から、あなたが提供する商品やサービスを購入するまでのお金の流れを細分化して、可能なかぎりその階段を登りやすくしてあげる、もしくはほとんど登らなくていい状態を作ってあげると、売り上げは上がるでしょう。

今回はロッカー料金と自動販売機を例に出しましたが、靴箱近くにも同じように100円で楽しめるアクテビティ、たとえばUFOキャッチャーとかおいて上げると、お客さんはまたそこでお金を落としてくれるかもしれません。

実際UFOキャッチャー置いてる銭湯もちょいちょい見かけますしね(^^)

ちなみに、自動販売機の売り上げを上げようと思って、設置してあるウォータークーラーを取り外すとかはNGです。

たしかに喉は乾くかもですが、「なんでここの銭湯ウォータークーラーもおいてないの?」と、そもそもの顧客満足度が下がります。

自動販売機どころか銭湯自体に来なくなりかねないのでやめましょう。

最優先すべきは顧客満足度ですので。

 

それでは今回はこのへんで(^^)

コメント