前回の続き。
関連記事 『知っていますか?お金の正体…』
軽くおさらいします。
POINT・お金は不便な物々交換を便利にするための”交換ツール”。
・お金を稼ぐためには等価値の”モノ”、”サービス”、”労働力”を提供し、お金に変える。
前回最後にお伝えした『面白い発見』ですが、
「これ、別にわざわざ1回お金に変える必要ないんじゃね?」
ってことです。
”直接”交換する。
まずこちらをご覧ください。
尊敬するブロガーさんのひとりである”るってぃさん”という方が過去に書いた記事なのですが、なんと家賃がクソ高い東京になんと”0円”で住んでいるとのこと。
「マジか!?」
理由を知りたくて食い入るように記事を熟読。
「……!!」
記事の中に書いてあったことはよく考えてみれば当たり前のことかもしれないものの、ボクにとって目からウロコ。
東京に0円で住めていたワケは、”サービスの等価交換”でした。
『潰れかけのパン屋さんのコンサルをする代わりに、0円で住まわせてもらう』というもの。
お金を挟んだ場合の流れだとこう。
▼
等価値分のお金を得る
▼
そのお金から家賃を払う
るってぃさんの場合はこう。
▼
0円で住まわせてもらう
お金の本質が”交換ツール”であることを理解しているからこそ生まれる発想ですね。
(ちなみに僕はるってぃさんのこの記事を見るまでは思いつきもしませんでした)
誤った固定観念。
僕らはお金が流通していることが当たり前の時代に生まれました。
そのためほとんどの人は、『すべては一度お金に変える必要がある』という固定観念を持ってしまっているのではないでしょうか…。
しかしよく考えてみればお金はただの交換ツールなわけであって、お互いの合意があればるってぃさんがしているような”直接交換”もできるわけです。
そのほかにも、
サービス ▶︎ モノ or サービス or 労働力(時間)
労働力(時間) ▶︎ モノ or サービス or 労働力(時間)
これだけのパターンを作り出せます。
実際るってぃさんもこんな記事を書いています。
物々交換をしてもいいし、物とサービスを交換してもいい。
サービスとサービスを交換することもできる。
極端な話、すべて直接交換でやりとりすればお金は要らなくなります。
『一度お金に交換をしなければならない』という思考の枠の外に出ると、これだけの選択肢が広がるのです。
物々交換の前提条件は”信用”?
ここでひとつこんな疑問が…。
「別にお金で交換できるならわざわざそんな直接交換する必要ねぇじゃん(´・Д・)」
…実は、ボクもそう思いますorz
そもそも直接交換だと不便だからお金という交換ツールを作ったわけですから、お金を使わずに直接交換をするとなると時代に逆行するようなもの。
無理してお金を使わずにやりとりするメリットはありません。
それにお金を介さずにやりとりをするのはあるものが必要となります。
そのあるものとは、”信用”。
信用なくして物々交換というのは成り立ちません。
たとえば、あなたが知らない人とお金を介さずに取引をするとします。
1日相手の庭の草むしりをやるかわりに、相手側はその見返りとして1万円相当の壺をくれるそうです。
お金を間に挟まず知らない人とのサービスと物との交換。
疑い深いボクならこんな疑問が出てきちゃいます。
「…その壺本当に1万円(´・ω・)?」
壺なんてあやしさのかたまりですよね。笑
鑑定士のお墨付きならまだしも、それがない状態でこの取引を成立させるのは超リスキー。
つまり物々交換は相手がすげー信頼できる人であるか、交換する物やサービスの価値が信頼できる場合じゃないと成立しないわけです。
しかし草むしりの対価が”お金”だったらどうでしょう。
これは安心して取引できますよね。
なぜなら日本という国がその価値を保証してくれているから。
つまりお金が交換ツールとして成り立つのは、その価値を日本が認めているという前提があるからこそなのです。
「じゃあお金を介さずにやりとりするメリットってなんなのよ(・Д・)?」
そこについては、ちょっと長くなったので続きは次回…
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