論理的でわかりやすい文章はだれでも簡単に書ける?ロジカルシンキング(ライティング)のコツを伝授しよう!

コラム
  • 「話がわかりにくいと言われる」
  • 「論理的な文章がかけない」
  • 「そもそも論理的というのがよくわからない」

あなたはこんな悩みを持っていませんか?

「論理的である」とは「きちんと筋道が立てられている」ということです。文章にしても、会話をするにしても、話が分かりにくい人は、論理がうまく組み立てられていないケースが多いように思います。

しかし、この「論理」。コツさえ掴めばだれでも簡単に組み立てることができるんです!きちんと論理が組み立てられれば、あなたの話はとても分かりやすくなります。

今回は、「論理的な文章を書くためにはどうすればいいか」についてお伝えしますね!

 

 

論理的な文章を書くためのコツは「セルフディスカッション」

「セルフディスカッション」とは、自分の頭の中で対話をすることです。自分の主張や意見に対し、自分で疑問をぶつけ、それに自分で答えます。

たとえば、「ランニングしたから、故郷が恋しくなった」という文章があったとします。

これだけ言われても、「え、おまえ何言ってんの?」と思いますよね。この文章にたいして、疑問を投げかけ、それに答えていくと、自然と論理的な文章になるのです。

実際にやってみましょう。

「ランニングしたから、故郷が恋しくなった」

え?なんでランニングしたら故郷が恋しくなるの?

「コースの途中で大きな桜の気があったんだよ」

それなんか関係ある?

「あるよ。故郷でもたまにランニングしてたんだけど、コースの途中に大きな桜の木があったんだ」

ふーん。それで?

「桜の木を見ると故郷の風景が思い浮かんできたんだよね。それで故郷が恋しくなったんだ」

なるほどね。それは確かに恋しくなるかもね。

いかがでしょうか?

論理的でない文章や会話は、文章の中に何かが不足しているケースが多いです。その「足りない何か」を、セルフディスカッションで埋めてあげれば、きちんと筋道が通ります。結果、論理的で相手に伝わりやすい文章に変わるのです。

こうやって論理を組み立てることができれば、整理したうえで改めて文章化します。

「ランニング中に大きな桜の木をみかけた。故郷のランニングコースにも同じように大きな桜の木があって、ふと故郷を思い出してしまった。それで故郷が恋しくなった」

こんな感じですかね。
セルフディスカッションをするときは、次の「5W3H」から疑問をぶつけてあげるのがオススメです。

  • When 「いつ?」
  • Where 「どこで?」
  • Who 「誰が?」
  • Why 「なぜ?」
  • What 「何を?」
  • How 「どのように?」
  • How many 「どれくらい?」
  • How much 「いくら」

自分の主張に対してあらゆる角度から疑問をぶつけて、それに答えましょう。もうぶつける疑問がないというくらいまで深堀できたら、その内容を文章としてまとめてみてください。誰がみてもわかりやすい文章になっているはずです。

 

 

まとめ

論理的でない文章は、話の中から何かの要素が抜けているのが原因

セルフディスカッションで不足している要素を埋める

要素が埋まったら、文章としてまとめる

「論理を組み立てる」というのは、「パズルを組み立てる」ことに似ています。パズルを完成させるのに、ピースが足りていないと、なんの絵だかよくわからないですよね。

セルフディスカッションでピースを探してきて、足りない部分に埋めてあげることでパズル(論理)が完成するのです。ちゃんと論理が組み立てられれば、だれがみてもすぐにわかる文章ができあがります。

論理を組み立てるのに、頭の良し悪しは全く関係ありません。ただの慣れです。経験を積めば誰でもできるようになります。

セルフディスカッションは本当にオススメなので、ぜひ活用してみて下さい。

ちなみにこの手法については、松尾茂起さんの書いた『沈黙のWebライティング-Webマーケッターボーンの激闘-』のP236~P272に詳しく書いてあります。

ライティングのなんたるかがこの1冊にすごく分かりやすくまとまっているので、まだ読んだことがない方はぜひ読んでみてくださいね!ライターやブロガーの方は必読本ですよっ!

 

コメント