いま話題の天気の子を見に行ってきました。
…2回、見に行ってきました。
2回目みてきちゃうんだからねっ‼︎ pic.twitter.com/LGz1LqeSLI
— ゆーだい@えんぴつ職人 (@MusicmanOf) August 11, 2019
結論からいうと、「めちゃくちゃおもしろかった」です。
なかでも「最高だなおい!」と思ったのが、ストーリーの結末。
好き過ぎます。
大好きです。
結婚してください。
そんな締め方でした。
ここからはネタバレが入りますので、これから天気の子を見る予定のある方は、ご覧いただいた後にでも読んでもらえたら嬉しいでーす(^^)
結末が最高だった理由は、「東京が雨に沈んだから」
さて。
2回目の天気の子を見に行ったあと、前を歩いていた大学生っぽい数人の男の子たちがこんなことを言っていました。
「ひなを取り戻すところまでは良かったのに、そのあと東京を沈める必要なくない⁇ あそこだけちょっと微妙だったわー」
ふむふむ。
たしかに人によってはそう感じるのかもしれませんが、あそこで東京を沈めることはとても意味があることなんですよね。
あらためて天気の子のストーリーを振り返ってみましょう。
ヒロインのひなは、ひょんなことをきっかけで天と繋がり、祈りによってつかの間の晴れ間を導けるようになりました。
しかし、導けるのはあくまで「つかの間」の晴れ間だけ。
完全に天気を正常に戻すには、ひなが人柱となって天にその身を捧げなければいけなかったわけです。
つまり、「正常な天気」をとるか「ひな」をとるか、どっちにする?という選択を迫られてるわけですね。
そして、主人公は「ひな」を選択しました。
と同時に、「正常な天気」は捨てました。
「世界」ではなく「ひな」を選んだのに、世界がそのままなんて、そんな都合のいい話はありません。
だから、あそこで「東京が雨に沈む」ことに意味があるんです。
「なにかを得るということは、なにかを失うということ」
これがあの映画で伝えたかったメッセージのひとつでしょう。
世界なんてもともと狂ってる。
加えてもうひとつ。とても印象に残った言葉があります。
「誰か1人がいなくなることで、狂った天気が元に戻るならそれがいい。誰だってそうだ」
登場人物のひとり、須賀さんがいっていたセリフです。
人間は、まったく知らない誰かの命よりも、正常な天気の方が大事なんですよね。
きわめて「利己的」な生き物といえるでしょう。
でもそんな利己的な生き物だからこそ、大切な人を取り戻せるなら、世界なんてくるったっていいと考えられるのです。
利己的であるのも悪いことばっかりではないな、と考えさせられました。
また、須賀はこうも発言しています。
「世界なんてさ、どうせもともと狂ってるんだから」
利己的な人間でいっぱいの世界が、「正常」なわけありません。
それに、僕たちが生きているのなんて、せいぜい長くて100年ぐらい。
宇宙が生まれてから、138億年ほどたつといわれるここまでの歴史を振り返れば、隕石の衝突や、生態系の変化など、いまでは想像もつかないようなことが数え切れないほど起きているはずです。
「世界なんてもともと狂ってる」
そう考えたら、これから先、生きていくうえで、少し楽になれるような気がしました。
と、いうことで。
結論として「天気の子は最高!」でしたね^^
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