こんにちわ。
「人生は長い夢みたいなもので、ある日突然終わるような気がする…」、小説を読み終わったあとはすぐ影響を受けて、それっぽい発言をしようとします。
どうも、えんぴつ職人 (@MusicmanOf) です
さて。
今回は、「なにかをオススメするときは、まず興味づけをする必要がありますよ」というお話です。
ボクはお仕事で、毎月入ってくる中途入社の方々に、入社から1ヵ月ほど研修を行っています。
研修にあたって毎月のように自己紹介をしているわけですが、実はこの自己紹介が結構面白いんです。
ボクはもちろんのこと、中途入社のみなさんにも自己紹介をしてもらうんですけど、その自己紹介のなかで、みなさん自分の趣味など紹介し、オススメしてくれるんですね。
たとえばボクであれば、

「ヨルシカっていうアーティストにはまっていて、めちゃくちゃオススメなのでぜひ聴いてみてください!」
こんな感じで自己紹介しています。
ボクだけではなくほとんどの方が同じように自己紹介してくれますが、これだと10人にオススメしたとしても、よくて1人聴いてくれるかどうかでしょう。
理由は、「人は基本的に他人にあまり興味がないから」ですね。
よっぽどの音楽好きじゃない限り、「ヨルシカ?ふーん。そんなアーティストいるんだ」ぐらいで終わります。
これじゃ、ちょっともったいない…。
せっかくオススメするのであれば、少しでも多くの人に聴いて欲しいものですが、ではどうすれば、もっとたくさんの人に聴いてもらえるのか?
この問いに対する答えは「興味づけ」です。
こちらの話に興味がないなら、興味を持ってもらえればいいわけです。
そして興味を持ってもらうには、「今から話すことは、あなたに関係あることだよ!」と相手に認識してもらう必要があります。
たとえば、

「ここ最近、仕事や友人関係、もしくは彼女や彼氏とうまくいかないことが多くてむしゃくしたりとか、泣きたくなったり、いっそのこと死んでしまいたい…、なんて気持ちになったりしたことがある方はいますか?
そういう人に、ぜひオススメしたいアーティストがいます。『ヨルシカ』、というアーティストです。」
このように自己紹介を始めたとします。
すると、
- うまくいかなくてむしゃくしゃしてる人
- 泣きたくなるような出来事があった人
- 死にたいと思うくらいしんどい思いをした人
は、「あ、ボク該当するじゃん」と興味を持って話を聞いてくれるようになります。
これだけでも最初の自己紹介に比べ、ヨルシカを聴いてくれる人は増えるでしょうが、もっと聴いてくれるひとを確実に増やしたい、という場合は、さらに「必要性」を説いてあげると効果的です。
「なぜヨルシカを聴く必要があるのか?」
ここに相手が納得してくれれば、ほぼ確実に聴いてくれます。
たとえばですが、

「感情が傷ついているときは、感情をケアしてあげることがすごく大事で、音楽を聴くことは、かなり効果的に感情をケアしてくれるといわれています。
なかでも、自分の気持ちを代弁してくれているような歌詞の音楽は感情移入しやすいので、聴き終わったあとに、スッキリと慰めてもらえたような、そんな感覚になるんですよね。
あなたの感じている悲しい思い、くやしい思い、寂しい思い、泣きたくなるような思い、ヨルシカはもう本当に「これでもか…!!」というくらい代弁してくれますし、メッセージだけじゃなくて、メロディーも歌声も、優しさと力強さに溢れています。
傷ついた心をケアしてくれるだけじゃなくて、次に進むためのパワーももらえます。
ヨルシカ、ほんっとにオススメですよっ!!」
とまぁこんな感じですね。
相手が必要性を感じてくれれば感じてくれるほど、オススメしたヨルシカを聴いてもらえる確率は上がります。
オススメの極意は、「興味づけ」「必要性」「クロージング」の3つです。
ボクは以前、テレマーケティングの保険営業をしていました。
そこでトップセールスマンから聞いた、営業の基本であり、かつ極意でもあるのが「興味づけ」「必要性」「クロージング」の3つでした。
相手に興味を持ってもらい、興味を持ってくれた相手に必要性を伝え、必要性を感じてもらったら最後に背中を押してあげる。
これが商品やサービスを売るときに大事なことです。
しかしそれよりも、「心の底から相手に役立ててもらえると思うものをオススメすること」はもっと大事です。
自分がいいと思えるものじゃないと、自信を持ってオススメできないですし、自信のなさはことば・表情・態度にあらわれ、説得力を弱めます。
本当にオススメできるものを、3つの極意を持ってオススメすればかならず売れるので、営業マンやアフィリエイターはぜひ参考にしてもらえたらなと思います。
お客様と自分と、WIN-WINの関係性をつくれるようにしてみてください。
それでは今回はこの辺で^^
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