ボクはだいたい月間10~15冊、年間にして150~200冊ほどの本を読んでいます。
ここで言いたいのは、もちろん「ボクすごいでしょ」っていうことではありません。
ある程度の量の本を読んでいくなかで「読書のコツ」みたいなものが見えてきたので、これを自分なりにまとめると同時に、このブログを読んでくださったあなたにぜひ共有したいなと思ったのです。
その読書のコツというのが、読んでいる内容を「Must」か「Adovance」か判断しながら読み進めること。
これができれば、読書スピードが倍速に上がります。
それだけではなく、読み終わった後の理解度まで飛躍的に向上します。
どういうことなのか、かんたんにご説明しますね。
「Must」「Advance」とは?
まずは、「Must」と「Advance」についてですが、それぞれを定義すると以下の通りになります。
- 「Must」… 必ず押さえておく必要があるポイント。
- 「Advance」… 必ず押さえなくてもいいけど、押さえておけたらよりいいよねというポイント。
本1冊読むとき、最初の1ページ目から最後のページまですべて重要な内容であるかというと、実はそんなことはありません。
「パレートの法則」という法則をご存知でしょうか?
ざっくりいうと、“全体の数値の大部分は、一部の数値が生み出している”という法則です。
別名で、「2 : 8の法則」といわれることもあります。
1冊の本の8割の内容は、2割のポイントをきちんと押さえることで理解可能です。
そしてこの2割の部分が、さきほど紹介した「Must」といわれる部分なんですね。
つまりですよ?
極端な話、この2割を正確に押さえることができれば、のこり8割は読まなくてもいいわけです。
だから本を読む速度は圧倒的に上がるし、内容の理解度も余計な部分を削ぎ落としてポイントだけを押さえて理解することでグッと向上します。
ではどうすれば、その2割のポイントを押さえて読むことができるようになるのか?
これに関しては、残念ながら圧倒的に読書量をふやすしかないでしょうね…。
ただ、このパレートの法則を理解して読書をするのと、理解せずに読書するのとでは、Mustの部分を押さえられるようになるまでの速度が大きく変わります。
2割のMustの部分を押さえられるようになれば、どんなに忙しくても空いた時間で効果的にインプットが行えるようになるので、やる価値めちゃくちゃありです。
- 作者は本を通して、自分になにが伝えたいのか?
- どの部分を理解すれば、現実に活かすことができるのか?
こういう視点を持つことで、2割のポイントは押さえやすくなるんじゃないかなーと思いますので、よければ参考にしてみてください^^
読んだ本の理解度をさらに向上させるために。
ここからは、「Advance」の内容です。
読んだ本の理解度をさらに向上させるためには、アウトプットをしてみてください。
すべてのインプットはアウトプットすることで自分の血となり肉となります。
「ブルームの分類法」ってご存知ですか?
ひとの学習段階は、大きく6つに分類することができると言われていて、その6つというのが下記。
「記憶 → 理解 → 応用 → 分析 → 評価 → 創造」
本を読むだけでは、どんなに頑張っても理解の段階までしか進みません。
アウトプットすることによって、応用の段階以上にステップを進めることができます。
経験上、アウトプットをして応用以上のステップにもっていかないと、記憶にも定着しないし理解も深まりません。
本を読んだ後は、できる限りアウトプットした方がいいです。
アウトプットといっても難しいことはなくて、例えばブログにするとか、ノートにまとめるとか、誰かに話してみるとかで十分なので、まずはハードルの低い「ノートに書き出してみる」からチャレンジするといいかもしれませんね。
YouTubeにすーごくわかりやすくまとめたノートをアップロードされてる方がいるので、イメージが掴めない方はこの人のマネをしてみてください。
ひとに見てもらえる場で公開するとアウトプットの質も高まるので、ブログやYoutube、twitter、インスタなどでアップするのも、これまたおすすめですよー!
最後に。
ボクの場合、本を読むときは、だいたいこんな感じで読み進めています。
- どこがMustか判断しながら、マーカーやメモをとりつつざっと読む。
- Mustの部分を中心に読み直し、ノートにまとめる。
- 可能な限りブログに書く。
せっかく本を読むなら、短い時間で理解度を深められた方が効果的なので、あまり本を読みなれてないよって方は、ぜひ今回ご紹介した「Must」と「Advance」を判断しながら読んでみてください。
パレートの法則は、本だけではなく、ニュース記事や、ブログ、セミナーなど、幅広く適用できます。
慣れるまでは結構時間かかるかもしれませんが、身につけたら最強のインプット術になるので、ぜひ試してみてくださいねー!
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