昨日、うちで飼っていたハムスター(「あおくん」と呼んでた)が亡くなりました。
前の晩から元気がなさそうではあったので心配していたのですが、今日仕事から帰ったらもうピクリとも動かなくなってました。
魂の抜けたその体は、小説なんかでよく表現される、まさに「抜け殻」みたいでした…。
朝まで「あおくん」と呼んでいたハムスターは、「あおくんだったもの」になってました。
今回の彼の死から、命について改めて考えてみました。
命あるものは、いつか必ず終わりを迎える。
命はいつか終わります。
これは幼稚園児でも知っているような当たり前のことなんですが、ほとんどの人は知った気になっているだけ。
そもそも「命の終わり」というのは頭で理解すること、頭で理解できることではありません。
身近で「死」を感じてはじめて理解できるのです。
幸か不幸か、身近に死を感じる機会など、ほとんどないですよね。
何年かに一回、お葬式に出ることがあるくらい。
それも本当に身近な人の死など、そうそうあるものではありません。
そういう意味では、2年半ほどの間、一緒に時間を共有してきた「あおくん」が亡くなることは、僕にとって身近な死を感じさせる出来事になりました。
命には期限があるし、生きてる間の時間ってのは、そりゃもう他の何にも変えられないくらい貴重なものなわけですよ。
お金は確かに大事。
お金がないとほとんどのことはできないですからね。
でもそれは、命あって初めて成り立つもの。
だからお金より命の方が比べ物にならないくらい大事。
僕もいつか「あおくん」のようにこの世から旅立ち、容れ物である体から魂が抜けて、ただの「抜け殻」になります。
それまで与えられたこの時間を大切にしなくちゃな。
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